社内インタビュー②

「まずは自分で
やってみることから」
── 営業チームマネージャー 小松

foufouの現在の営業チームは、売上の管理から店舗の立ち上げ、全国各地でのポップアップまでを担うチームです。マニュアルを整え、必要であれば現場にも立ち、外部とのやり取りをこなす。華やかに見える仕事ですが、その中身は「いかに効率よく、安定して回しながらお客様にお買い物を楽しんでもらえるのか」を考え続ける、とても地道なものです。

今回は、その営業チームを率いる小松さんに話を聞きました。専属スタッフのいない新店舗をどう回してきたか、ポップアップという「始まりと終わりのあるプロジェクト」のやりがい、そしてどんな人と働きたいか。「服は好きだけど、アパレルはちょっと怖い」という人にこそ読んでほしい、foufouのリアルなお話です。

── まずは自己紹介からお願いします。

foufouで営業チームのマネージャーをしています。主な仕事は、売上の管理と予測、イベントの運営計画と進捗管理、それから直近だと新しい店舗の立ち上げです。オープンまでの準備と、オープン後にお店がきちんと回るよう管理するところまでを担当しています。あわせて、会社として新しい取り組みやトライしたいことが出てきたときに、まず動いてみる、というポジションでもありますね。

── 今回は店舗とイベントの担当者の採用ということで、そこを中心に伺います。まず店舗から、今期はどんなことに取り組まれたのでしょう?

今期、新しいお店をオープンしました。「お店をやろう」と決まったのは前期の中頃で、設備や内装を整える時間はあったものの、本格的に動き出したのは今期に入ってからです。

まずは自分たちでプレオープンをやってみました。その場所でどう商品を並べ、どう接客し、どう売るのか。定例MTGで「こういう準備が必要だよね」と話し合っても、実際に現場に立つと必ずできないことが見つかるんです。だから一度試してみよう、と。

お客様にも「プレイベントなので練習させてください」とお伝えして運営してみたら、案の定「これが足りない」とか「明かりが暗い」といった気づきがあって、その都度補っていきました。

接客についても工夫が必要でした。今回はお客様の中からスタッフを募集したので、アパレル経験者は少なかったんです。「foufouらしい接客とは何か」を伝えたいけれど、私一人では毎回マンツーマンで研修するのは難しい。そこで動画マニュアルを作りました。お会計の手順を実際の操作で見せたり、接客の雰囲気を映像で共有したり。誰が見てもすぐ分かるようにしています。

── 専属の担当社員がいない状態から始まったのが特徴ですよね。日々の営業が安定して回るよう、どんな仕組み化をしてきたんですか?

意識したのは、スタッフさんの意見をできるだけ取り入れることです。現場から出てくる声は「今まさに必要なこと」だと思うので、聞き流さないように、特に最初のうちは気をつけていました。

私自身も土日に店頭に立つことがあったので、直接話して「これが難しい」「ここが気になる」と聞きながら、必要なところに手を加えていきました。

ルールも、スタッフさんから「これってどうなんですか?」と聞かれて初めてこちらが気づくことが多くて。だから早い段階から「気になることがあれば言ってください」と伝えていました。最初にルールをガチガチに固めるより、進めながら「ここが足りない」と直していく。そのやり方はfoufouらしいのかもしれません。

ずっと難しいと感じているのは、店長のいないお店だということです。だからこそ「単発で働く人でも回せる体制にしたい」という思いが根底にずっとあります。

最初のマニュアルもあえて簡素にして、必要な部分だけにしました。ただ運営してみると、いろんな人が働くからこそ必要になるルールも出てくる。そこは本当にスタッフさんに気づかされています。

── オープンして半年ちょっと。これを誰かに引き継いでいくために、心がけていることはありますか?

ルールが増えすぎてしまったな、というのが今の課題です。先ほども話したように初めは必要最低限のルールとマニュアルではじめましたが、スタッフの皆さんのあげてくださる声を拾って行った結果、今はかなり細かくなってしまった。ただ、これはとても必要なことだったと思っています。今度はそれを、もう一度どうやって分かりやすくシンプルにしていくか。そこを考えていく必要があると感じています。

── 店舗をやる意義について、小松さんなりに「お店ができてよかった」と思うことは?

お客様の声がぐっとキャッチしやすくなったことです。その声があるから、foufouが長く続いていくための調整もできる気がしていて。

前のお店は予約制の小さな店舗で、世界観を楽しむには打ってつけのコンセプトショップでした。それに対して今のお店は、foufouに興味を持った人が、もっとライトに一度足を運んで商品を見られる場所になった。そこを持てたのは大きかったです。とはいえ、かなり内装は作り込まれているので初めて来店されるお客様は緊張したとおっしゃられるのですが(笑)

foufouはまだまだオンラインストアが本軸の会社です。ライトに見に来れるお店ができたことで、潜在的なお客様が商品に触れられ、安心感を持って購入できる、そこからまた次はオンラインストアでも買ってみようというひとつの循環が生まれていて、それがfoufouというブランドにとって良かったことのひとつだと思っています。

── もうひとつの大きな仕事がイベントですね。分解すると、どんなことをやっているんですか?

主には商品の販売イベントであるポップアップショップです。期間限定のイベントで、百貨店や駅ビルなどの商業施設の一角を借りるパターンと、自社で貸しスペースを借りるパターンの2種類があります。そこから派生して、代表が本を出すときのイベントなど、別の取り組みのミニイベントも取りまとめています。

今回採用する方にお願いしたいのは、ポップアップイベントの部分です。意義は店舗の話と近くて、千駄ヶ谷の店舗が持つ役割を各地で果たしているのがポップアップだと思っています。

商業施設なら、たまたま通りかかった人が目に留めてくれる。自社の貸しスペースなら、foufouに興味がある人が目がけて来てくれるのでそれぞれに良さがあります。

── イベントは年間でどのくらいの数をやっているんですか? 今は何人で回しているのでしょう?

今期は平均して2ヶ月に1回、年6回くらいは何かしらやっていました。私は新規開拓や百貨店さんとの外部のやり取りを担当していて、実務的な準備はチームのメンバーがもう一人。物流を管理する部署が倉庫さんとやり取りしてくれるので、だいたい3人で動かしています。

── 新しく人が入ったら、どういう立ち位置でポップアップに関わることになりそうですか?

最初は、実務もやったことがないと「どうすればもっとやりやすくなるか」を考えられないと思うので、管理しつつ準備も自分でやってみる、というところからお願いしたいです。私についてもらって、一緒にイベントの準備から動く感じですね。

当日も現地に行ってもらいます。まずは経験値を貯めるという観点でイベント期間中は全日いてもらってもいいかもしれません。実際の準備の流れや現地スタッフさんの様子を見てもらいたいです。今回採用したい方は店舗も一緒に見てくださると思うので、店舗スタッフさんとのコミュニケーションと、イベント地域の短期スタッフさんとのコミュニケーションの違いも感じてもらえたら嬉しいです。

逆に、店舗で得た知識を「イベントの現場ではこうするといいですよ」と活かせる場面も出てくると思います。最初は接客もやってもらいながら、いいところを吸収してほしいです。

── 各地域のスタッフさんは、どういう立ち位置の方なんですか?

各地域のスタッフさんも、そのイベントを開催する地域のお客様から募集しています。一度お願いした方には、また同じ地域でやるときにお声がけをさせてもらったり。経験のある方はやり方も接客の雰囲気も分かってくれているので、そこに新しい人が数人入り、以前から働いている人が新しい人に教えてくれる、という良い循環ができています。今回採用したい方には、慣れてきたらその循環を先導してもらうイメージですね。

── ポップアップのやりがいや楽しさは、どんなところにありますか?

ポップアップは短期間で大きな売上を取れるので、「売上を取るぞ」という気持ちが湧く人には楽しいと思います。各地域に行くので地域性の違いを感じれる楽しさもありますし、新しいお客様と出会えることもやっぱり楽しいです。

それと、始まりと終わりがはっきりしているのも魅力です。お店は月で区切って見ることはあっても、プロジェクトとしては終わらない。ずっと続いていくものですよね。一方イベントは、準備が始まって、当日を迎えて、片付けまでして完結する。

だから達成感は、他の業務よりあるのかなと思います。お祭り感があって、お客様も楽しんでくれて、売れれば嬉しい。営業として売上の達成を数字で追っていくことも含めて、やりがいを感じる部分ですね。

── 逆に、ポップアップの仕事で難しい部分や、注意が必要な部分はありますか?

イベント運営/管理は外部の人と多く関わる仕事なので、ある程度foufouの代表として話したり、ミーティングに出たりしなければいけない。そこは少し気が引き締まります。

それから、商業施設の一角を借りるときは、施設ごとにルールが違うんです。初めての施設だと話を通すところから始まって、向こうのスケジュールに合わせて動く必要がある。社内のスケジュール調整と、外部から与えられるスケジュール調整、さらに初めての提出物が毎回違います。

どれくらいの作業量で資料が埋まるのか想像がつかないのが難しいところです。すぐ終わることもあれば、経理や生産管理に確認しないと分からない内容もあります。初めて見る言葉が多くて、最初は戸惑うこともあると思いますがサポートはするので安心してくださいね。

── 今回募集するポジションは、どういう人が向いていると思いますか?

端的に言うと、一人で全部やる方が楽な人が、イベントの運営管理には向いていると思います。現地ではいろんな人と関わるので、人と関わるのは好きだけれど、仕事は一人でやり切りたい派、という人が意外とハマるかもしれません。プレイヤーとして動ける、フットワークの軽い人ですね。

それと、柔軟さも大事です。商業施設はルールが決まっている一方で、自社で借りるポップアップはこちらが自由に決められる。枠組みはあっても、時と場合によって柔軟に動く必要があります。現地では自分が意思決定者にもなるので、そこはかなり重要です。

ただ、foufouで大切なのは、共有や相談をこまめにすること。現地で判断がつかないと思ったら、最初のうちは知見を貯めるためにもすぐ聞いてほしい。それを積み重ねていくのが一番の近道です。だから、怖がらずにコミュニケーションを取れる人がいいですね。

── 小松さんが思う、foufou社の特徴を挙げてもらえますか?

1つ目は、過度なコミュニケーションを必要としないこと。コミュニケーションをしない、という意味ではありません。外から見えるfoufouは和気あいあいとした雰囲気だと思いますが、実際は、来社した方に「こんなに静かなんですね」と言われるくらい、業務中はあまり喋っていないんです。雑談は多くなく、みんな自分のタスクに向き合っている。やり取りは文字で残す文化も根付いているので、業務では必要な分だけコミュニケーションを取る。それが不安にならない人の方が合うと思います。

2つ目は、素直であること。いいことを素直に言ってもらうのはもちろん、「やってしまったかも」とミスに気づいた瞬間に、怖がらず共有・相談してほしい。結果が出ても、過程でミスがあったなら「結果が出たからいい」ではなく、その過程のミスを教えてほしい。そういう誠実さですね。

3つ目は、ユーモア。シビアなことほど、ユーモアがないと怖くて言えなくなってしまう。笑わせるという意味だけではなくて、適度な温度感で必要なことをちゃんと伝える力になる。やりすぎず、足りなさすぎず、いい塩梅で伝える。そこにユーモアの力が効いてくると思います。

もうひとつ加えるなら、自律です。私の考える自律は、仕事を生活の中心にしないということ。大切な一部ではあるけれど、会社で働くこと自体が目的や原動力にはなっていない。

そのほうが、仕事の成果や失敗で浮き沈みしすぎないんです。失敗を引きずって連鎖してしまうこともありますが、「失敗したな、まあしょうがない」と切り替えられる。

誠実に向き合ったうえで、ある程度割り切れる方がいい。仕事が一番になると、その一番のことで失敗したとき切り替えられないのは当然なので。生活と仕事のバランスが取れている人がいいですね。

── 小松さんは、仕事と生活のいい距離感を保つために意識していることはあるんですか?

私は割とフラットなんです。少し乱暴な言い方をすると、短期集中だと続かないんです。

一気にやっても、常識的に考えてこれくらいにしかならないな、と分かる。それなら、一定の水準で長く無理なく続けた方が、仕事もプライベートも両立しながら、自分のペースで進んでいけるという感じです。

── 最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。

さっきお話ししたfoufouの特徴や大切にしていることに共感してもらえる人がいいと思います。そのうえで、小さい会社なので、自分の仕事だけでなく周りの様子も見ながら距離感や温度感を測る、ということに意識が向く方がいいですね。小さいからこそ必要なことです。

そして一緒に、ひとつひとつ前向きに、ポジティブに仕事へ向き合いながらチームのパフォーマンスを上げていきましょう。

foufouは確かにお洋服屋さんではあるのですが、いわゆるアパレルの会社とは少し違うと思っています。クリエイティブでキラキラしていて、みんなが活力にあふれている——というイメージよりは、言葉を選ばずいうとかなり地味かもしれません(笑)

日々、もっと安定的に、いかに効率よく作業し、いかに売り上げを作るか、お客様や社会に貢献できるかを考えているチーム。そう思ってもらえると、入社後のギャップが少ないんじゃないかなと思います。

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