夢見るジャカード。

こんにちは、デザイナーのマールです。
とうとうこの挑戦にたどり着きました。
 foufouではじめて、自社オリジナルのジャカード生地を製作しました。

□ オリジナルジャカード、はじまりの一歩
今回の生地づくりは、いきなりゼロから全てを自社で作るのではなく、群馬県桐生市の老舗ジャカード工場さんにご協力いただきました。数千を超えるアーカイブサンプルを見せていただき、その中から「foufouらしいジャカードとは何か？」を対話しながら探していきました。
その積み重ねから生まれたのが、この初めてのオリジナルジャカードです。

□ 100年続く技法を、今の空気で
ジャカード織りは、その原理自体は100年前からほとんど変わっていません。
 けれど職人さんの手によって、今もなお新しい表情を生み出し続けています。
今回の生地は、クラシカルな表情を大切にしつつ、ほんのりモダンな軽やかさも宿しました。
 ベースは柔らかなブラウン、一つ一つの花の織り模様は非常に細かく、繊細な立体感が浮かび上がります。加工によってほどよいシワ感と凹凸感を加え、軽さの中に豊かな表情が宿る生地に仕上げました。

□ 扱いやすさも大切に
素材はコットンをメインにしているので、ご自宅で洗濯も可能。
 見た目の特別感とは裏腹に、日常でも気負わず着られる強度と扱いやすさも備えています。
見た目以上に軽い素材なのでびっっくりすると思います。

□ 立体感を生かしたシンプルドレス
せっかくの立体的な生地感を活かしたくて、ドレス自体の形はシンプルに。
 袖には少しボリュームを、襟元はやわらかく立ち上がるよう仕立てました。柔らかな立ち襟は、顔まわりをすっきりと見せつつ、優しい着心地です。

□ 旅するように着る一着
旅のはじまりのように心が弾む日。
 そんな日に袖を通してもらえたらうれしい、軽やかで少し特別なドレスです。