「 頼りたい日には、こんなドレスを」

どうも、デザイナーのマールです。

服って、ただ華やかだったり、ただ楽だったり、
それだけじゃない何かを持っていてもいいと思います。

この"de medical high neck dress"は、
1940年代にドイツで使われていたメディカルウェアを、静かに、でも確かなかたちで現代に再解釈したドレスです。
機能のために設計された無駄のないディテール、
過剰な装飾を省いたすっきりとした佇まい。

そこに、今を生きるわたしたちの日常に寄り添うための、
やわらかな強さを加えました。素材は中肉厚のコットンツイル。
手に取るとほっとするような、しっかりとした質感。
着るほどに身体になじみ、自然なドレープが生まれます。

ハイネックの後ろには、マットな質感のアルミボタン。
同じボタンは、ベルトや裾のスリットにも配置しています。
それぞれのディテールは、ただ飾りではなく、このドレスを引き締め、静かな存在感を生み出しています。

立体的なアウトポケットも特徴のひとつ。 見た目のアクセントであると同時に、
スマートフォンや財布もすっと収められる、実用と美しさのバランスを大切にした設計です。

このドレスに袖を通すとき、誰かに見せるためでも、何かを証明するためでもなく、 ただ、自分のために心地よくありたい。
そんなふうに思ってもらえたら嬉しい。

強くなろうとしなくていい服。

ただ、自然体でいられることの豊かさを、
そっと支えてくれる一着です。

【サイズについて】
   S・M・M+の3サイズ